6号製作 vol.3

6号水屋箪笥

6号最後は水屋箪笥の下部分。
食器棚のことを水屋箪笥と言うらしい。
水屋=水回り、つまり台所のことだそうです。
うお〜パーツが細かいなぁ。そして粗雑だ。
特に引き戸が…。


第一に縦桟(戸の縦がまちに平行についている桟)が
無い部分がある。しょうがないのでカッターと
やすりを使い溝を彫る。こういう時、彫刻刀があると
便利そう。彫りすぎてしまうのがオチだろうけど。


第二に高さが違う。引き戸二枚を比べて、ではなく。
一枚の引き戸の高さが違うのよぅ。
例えば左端の高さが3cmだとすると、右端は高さが2.5cmしかない。
つまり平行ではない訳よ。お分かりかしら?


この引き戸の四方を小さな板四枚を使って囲うのだけど、
引き戸に合わせて接着すると枠がズレてしまう。
あくまでも枠に合わせて引き戸を接着。
ええ、勿論引き戸と枠の間には隙間が出来ました。
そこで余り木を切って埋め込む。
ま、よ〜く見なければ分からないくらいになったかな。


こういったパーツでも試行錯誤して補修するのがハンドクラフトの
醍醐味なのかも知れないけれど初心者で不器用な人間には辛い。


ムラのある着色をし(わざとではない)、本体に引き戸を組み込む。そして天板を接着。
開け閉めしてみよう。どうせ建て付けが悪いんでしょ。
もう門構え引き戸の時で諦めてるさ。




…本当に建て付けが悪い




引き出しは三つあり、それぞれ引き手(黒)を付けるのだけれど、一つ足りない。
この引き手、丸い取っ手と、それを引き出しにさしこむ直線の針金で出来ている。
正確に言うとこの直線部分だけがない。
小さいパーツの為小袋に入っていて、パーツチェックをした時は
袋の上からだったので気付かなかった。
針金を黒く塗って作ろうかとも考えたがとりあえずデアゴにTEL。
引き手だけ売ってくれないか聞いてみた所、なんと!不良品なので
6号の一式全部送ってくれるそう。しかもタダ。
…いや、一式貰っても。でも小分けで発送は出来ないらしい。
ありがとうございます、デアゴさん。
対応してくれた人もいい感じだし、休日も対応してくれるなんて!
デル○ラドとは大違いでした。