法事

何も更新していないので、先日出席した法事の話でも…。


義祖父の七回忌があった。
亡くなったのは私が結婚する前だったので生前面識はない。


お坊さんと一緒にお経を読み、焼香をして終わりかと
思いきや、お坊さんがお話を始めました。


先月、先代の住職がお亡くなりになられたとのこと。
これを聞くまで全く気付かなかった私。
そういえば数年前より若返ったような気も。
跡継ぎがいなかったのか、新しい住職は血縁関係はないらしい。


その新しい住職がこう言った。
「私が任される事になってしまいました


更にこう言った。
「…ということで私に(跡継ぎが)回ってきちゃったんです


おいおい、大分迷惑そうな物言いなのね。
と微妙な気分になりながらも神妙に話を聞きましたとも。


次にこう言った。
「皆さんのお焼香している姿を見ていましたが、一回だけの人もいれば三回する人もいる。
誰一人として正しい作法が身に付いていません。
先祖に対して大変無礼な行為です。
こう言った事は親から子へちゃんと受け継がれるべき云々…七回忌は今生に一度きり。
もう二度と七回忌はありません。
それにあなた方は胃ガンや子宮ガンで明日死ぬかも知れないのです。
もうなったら二度と先祖を供養することすら出来ないのです」


と出席者全員にダメ出しをする坊さん。


縁起の悪い話だなぁ。まぁ確かにいつ死ぬかなんて誰も分からない。
じゃあさ、その一度しかない七回忌、無礼のないよう供養するなら
最初に一言教えてくれても良かったんじゃない?
「知っている方もいるかと思いますが、正しいお焼香の仕方は…」と言えば
誰一人として無礼のないお焼香が出来たんじゃないの?


それにね、まずは故人を供養する気持ちが一番なんじゃないの?
そりゃ作法は大事だと思う。でもそんなにそんなに大事?
「供養する気持ちも大事ですが、正しい作法で供養しましょう」と言う言い方なら
こんなにムカムカしなかっただろうに。
人の神経を逆なでしてまで作法を説く坊主、そんなに偉いんでしょうか。


って故人とは面識がなく、付き合い程度の感覚で出席した私が偉そうに
言えることではないのだけれど。


妙な所で和製英語を使ってみたり、美しい日本語ではなかった事が
私のイライラ感を増長させたと思われる。


とにかくもの凄い意地悪さを感じました。
後で聞いたらそう感じたのは私だけではなかったらしい。